シンクロレブコントロールとは

自動車情報

皆様はマニュアルトランスミッションのクルマを運転されますか?

マニュアルトランスミッション車が運転できる運転免許をお持ちの方でもマニュアルトランスミッション車を運転するのが苦手と感じている方は多くいるかと思います。

半クラやシフト操作に苦手意識を持たれているのではないかと思います。

 

マニュアルトランスミッション車で私が難しいと思う部分はマニュアルトランスミッション車はシフトダウンする際にエンジンの回転数を調整しなければいけません。

しかし、シフトダウンする時にギアを合わせるために必要なエンジンの回転数はそのクルマのギヤ比や速度によって異なり非常にシビアです。コーナー手前のシフトダウンは右足でブレーキを踏みながら左足でクラッチを切り、右足の踵でアクセルを踏みエンジンを煽るヒールアンドトゥという高度な技が必要となります。

回転数の調整が難しいからといって調整を行わずにクラッチを繋げればクラッチを痛めます。

 

だが、一部の車種にマニュアルトランスミッションのシフトダウン時に自動でエンジンの回転数を調整してくれる機能が存在します。

それがシンクロレブコントロールという機能です。(メーカーによって名称が異なります)

シンクロレブコントロールはシフトダウン時に必要なエンジンの回転数の調整を自動で行ってくれる夢のような機能です。

シフトダウン時に自動でエンジンが吹け上がり、気持ち良すぎるほど綺麗にギアが入ります。初めて使った時はとても感動しました。

5速から2速、4速から3速など状況に応じて適切な回転数に吹き上がります。

現在、搭載されている車種は日産フェアレディz34、ホンダシビックタイプR fk8、カローラスポーツです。

フェアレディz34は世界で初めてシンクロレブコントロールが搭載された市販車です。

 

このシンクロレブコントロールに慣れるとブリッピングが苦手になりそうです。逆にシンクロレブコントロールの付いていないマニュアルトランスミッション車の運転がが苦手になりそうですね。

しかし、この機能を使えばサーキットで初心者でもオートマ車のように速く走れますね。

また、ブリッピング時の適切な回転数を調べるのに最適ですね。

 

搭載車種は限られてますが、夢のような面白い機能なので体感してみてはいかがでしょうか。