日産 フェアレディZはZ34とRZ34ではどちらが良いのか比較してみた

フェアレディZ関連

私事ですが、日産フェアレディZ(Z34)を所有しており、2022年7月に新型フェアレディZ(RZ34)を注文して納車待ちをしています。

私はZ34が好きで6年乗り続け、新型フェアレディZがカッコいいと思ったので購入に至った訳ですが、ここ最近YouTubeで「新型フェアレディZ(RZ34)よりマイナーチェンジ前の(Z34)の方がカッコいいですよね!」や「RZ34はダサい」などのコメントを頂きます。(コメントされた方は私が新型フェアレディZR34を注文したことを知らないと思いますが。)

もちろん、RZ34がカッコいいという意見もありますが、私の体感上ではRZ34に否定的な意見を目にする機会が多いです。

なので今回は、マイナーチェンジ前である日産フェアレディZ(Z34)と新型フェアレディZ(RZ34)はどちらがいいのか紹介します。

エクステリアデザイン

まずZ34のデザインです。

Z34のデザインはフェアレディZで最も先進的となります。

流線形状が美しいクーペで、フェンダーの膨らみも非常に美しく貴婦人らしいデザインとなっています。

よくYouTubeのコメント欄にカッコいいとコメントしてくださる方が多くいらっしゃいます。(嬉しい限りです!)

続いてRZ34のデザインです。

RZ34はフロントはS30、リアはZ32を彷彿とさせる過去の名車をオマージュしたデザインとなっています。

リアはZ34の面影を感じられ、流線型状やフェンダーの膨らみの美しさは健在しています。

リアはカッコいいといわれていますが、フロントは否定的な意見が多い印象を受けます。

Z34とRZ34どちらも魅力的で甲乙つか難いのでデザイン対決ドローです。

インテリアデザイン

まずZ34の内装です。

続いてRZ34の内装です。

Z34はアナログな針式メーターでRZ34は液晶メーターです。液晶メーターの方が多くの情報が見れますが、味わいは針式メーターには敵いません。

カーナビはRZ34の方が大きくなり、ほとんど使う場面のない物理ボタンが撤去されました。最低限の物理ボタンを残してくれいているところが良きポイントです。

3連メーターはZ34は左から時計・電圧・油温、RZ34は左からブースト計・ターボ回転計・電圧です。RZ34はターボ車である印象を受けます。Z34の時計が不要に感じます。

RZ34にはUSBポートが設置されたり、スマホを置く場所が用意されたりと便利になっています。

Z34で不便だったサイドブレーキが左ハンドル仕様なのはRZ34も健在です。

よって内装はRZ34の方が勝ちです。

エンジン

Z34にはVQ37VHRという3696ccV型6気筒自然吸気エンジンが搭載されています。

最大出力は336馬力で7000回転で発生します。最大トルクは37.2kgf・mで5200回転で発生します。

高回転型の大排気量自然吸気エンジンのフィーリングは令和の時代には貴重な存在で、エンジンサウンドも非常に美しいです。

一方でRZ34にはVR30DDTTという2997ccV型6気筒DOHCツインターボエンジンが搭載されています。

最大出力は405馬力で6400回転で発生します。最大トルクは48.4kgf・mで1600回転〜5600回転で発生します。

VQ37VHRよりも排気量は小さいですが、ツインターボの過給によって1600回転という低回転域から48.4kgf・mの大きなトルクを得ることができます。

性能でいえばRZ34に搭載されているVR30DDTTの方が優れていますが、VQ37VHRの自然吸気エンジンならではのフィーリングとクリアなサウンドは、ターボエンジンには真似できません。

よってエンジン対決はドローとなります。

スペック

Z34とRZ34ではどちらの方がハイスペックなのか比較していきます。

項目/車種Z34RZ34備考
全長×全幅×全高4260mm×1845mm×1315mm4380mm×1845mm×1315mmRZ34の方が全長が長い
車重1510kg(バージョンS)1580kg(バージョンS)Z34の方が軽い
エンジンVQ37VHRVR30DDTT
排気量3696cc2997ccZ34の方が排気量が大きい
過給器自然吸気ツインターボ
最大出力336ps@7000rpm405ps@6400rpmRZ34の方が高出力
最大トルク37.2kgf・m@5200rpm48.4kgf・m@1600rpm〜5600rpmRZ34の方が高出力
0-100km/h5.1秒4.3秒RZ34の方が高性能
最高速度250km/h285km/hRZ34の方が高性能
トランスミッション6MT/7AT6MT/9ATRZ34の方が多段
駆動方式FRFR
タイヤサイズフロント245/40R19
リア275/35R19
フロント255/40R19
リア275/35R19
RZ34の方がフロント10mm太い
燃費9.1km/ℓ(JC08)6MT 9.5km/ℓ(WLTC)
9AT 10.2km/ℓ(WLTC)
RZ34の方が低燃費
燃料タンク72ℓ62ℓZ34の方がタンクが大きい
使用燃料無鉛プレミアム無鉛プレミアム
乗車定員2名2名
ハンドル位置
最小回転半径5.2m5.2m

RZ34の方が排気量が小さくなっていますが、ツインターボによって大幅に馬力とトルクが増しています。馬力・トルクの向上によって増えた車重分をも上回る性能アップされています。その他は似たようなスペックとなっています。

よってスペック対決は、RZ34の方が勝ちです。

機能

Z34とRZ34ではどちらの方が多くの機能を有しているのか比較していきます。

機能/車種Z34RZ34
オートエアコン
パワーウィンドウ
パワーステアリング
カーナビ・ETC・Bモニター
ETC2.0×
クルーズコントロール×
前方衝突予測警告・車線逸脱警告×
自動ブレーキ×9ATのみ○
ABS
VDC(トラクションコントロール)
デイライト
TPMS×
△はオプション又はグレード又は年式によっては有り

Z34は2008年の発売とあって古く、2022年に発売されたRZ34には新しい技術が多く取り入れられている印象があります。ただ、車線逸脱警報はいるのかな・・・など、欲しくもない機能も付いてきます。

RZ34の方が多くの機能を搭載しています。よって機能対決はRZ34の勝ちです。

結論は、内装とスペックと機能の多さは新型フェアレディZ(RZ34)の方が優れます。

しかし、マイナーチェンジであるZ34)には特有の美しいシルエットのデザインや大排気量自然吸気エンジンがあり、は新型フェアレディZ(RZ34)にはない魅力があります。