皆様は輸入車は好きですか?輸入車は舶来品とされ、高級で成功の証とさえされていました。
BMWやメルセデス・ベンツ、アウディ、フォルクスワーゲンなど、以前は輸入車に憧れを持つ人も多かったと思いますが、実は最近、そんな輸入車たちが売れていません。
日本自動車輸入組合(JAIA)が発表した2026年1月〜6月の外国メーカークルマの輸入車新規登録台数は、前年同期比3・5%減の11万7896台とのことでした。
なぜ、最近は輸入車が売れなくなっているのか?
結論から言うと、「輸入車自体が売れていない」というわけではありません。ただ、外国メーカーのクルマは少し苦戦しているようです。
2026年上半期(1~6月)の日本国内における輸入車の新規登録台数は、前年同期比で9%増加しています。
数字だけを見ると、「輸入車は売れている」と思いますよね。しかし、内訳を見ると少し事情が異なってきます。
外国メーカーの輸入車は前年同期比で3.5%減少。一方、日本メーカーが海外で生産して日本に輸入している車は38.1%も増加しています。これは日本のメーカーが人件費等の安い中国や東南アジアで生産し、そのクルマを日本に輸入して販売しているのです。なので、事情を知らない方から見れば国産車と一括りにされてしまいます。
つまり、輸入車市場全体の数字が伸びている一方で、BMWやメルセデス・ベンツなどの外国ブランドの輸入車が絶好調というわけではないのです。
最近は、国産車の性能やデザインもかなり良くなっています。

トヨタやホンダ、日産などの国産メーカーに加えて、レクサスやトヨタの高級SUVなど、輸入車と比較しても魅力的なモデルが増えました。
さらに、輸入車は車両価格だけでなく、維持費や修理費、部品代なども気になります。
「輸入車に乗ってみたい」という憧れはあっても、実際に購入するとなると、「故障したらどうしよう」「維持費が高そう」と考えてしまう人も少なくないでしょう。
一方で、輸入車ならではの魅力がなくなったわけではありません。独特のデザインや走行性能、ブランド力など、国産車にはない魅力を持っているのも事実です。むしろ、国産車にはない、個性的なデザインのブランドや超高性能車、超高級車は販売が増えています。

無難なデザイン・性能の真面目で堅実なドイツブランドのクルマの販売が厳しい状況に陥っています。
そのため、輸入車市場は「売れなくなった」というより、購入する人がより慎重になり、国産車との比較が厳しくなっているのかもしれません。
個人的には、これからの輸入車市場は「ブランドだけで売れる時代」から、「デザインや価格・維持費まで含めて選ばれる時代」へ変わっていくのではないかと思います。
輸入車に憧れを持つ人がいる一方で、国産車の完成度もどんどん上がっています。
「輸入車だから売れない」のではなく、今は国産車も含めて、消費者が本当に欲しいクルマを慎重に選ぶ時代になった。
そんな風に考えると、最近の輸入車市場の動きも少し違って見えてきますね

