私は先日、ホンダ スーパーワンに試乗しました。
ホンダ スーパーワンがどのようなクルマなのか、私の感想と共に紹介します。
ホンダ スーパーワンとは
ホンダ「Super-ONE(スーパーワン)」は、Hondaが2026年5月に発売した、軽EV「N-ONE e:」をベースに、よりスポーティーで走りを楽しめるように仕上げた電気自動車です。
位置づけとしては、単純な「街乗り用のEV」ではなく、EVならではの力強い加速感と、Hondaらしい運転する楽しさを組み合わせたモデルです。
ベースとなっているのは、丸みを帯びたデザインが特徴のN-ONEシリーズです。ただし、Super-ONEでは専用のワイドボディを採用しており、通常のN-ONEよりもスポーティーな雰囲気を持っています。これにより、軽自動車ではなく、小型乗用車として登録されます。
EVなので、もちろんエンジンは搭載せず、モーターを動力として走ります。モーターはアクセルを踏んだ瞬間から大きなトルクを発生させられるため、発進時や低速域での加速が力強いのが特徴です。さらにSuper-ONEでは、単に速く走るだけではなく、「EVでも運転して楽しい」という感覚を重視しています。
その象徴的な機能が”Boostモード”です。通常時は64馬力ですが、このBoostモードを使用すると95馬力馬で出力が向上し、アクセルレスポンスやサスペンションの減衰力などを変化させ、ドライバーが積極的に運転を楽しめるようにしています。
また、EV特有の静かで滑らかな走行感だけでなく、アクセル操作や減速時の感覚、サウンドなどにも工夫が加えられています。つまり、単なる移動手段としてのEVではなく、昔ながらのHonda車が持っていた「操る楽しさ」をEVでも再現しようとしているモデルです。
実用面では4人乗りなので、基本的には日常の通勤や買い物、近距離の移動などに向いています。WLTCモードでの航続距離は約274kmとされており、毎日の通勤や市街地での使用なら十分な距離ですが、長距離ドライブでは充電計画が必要になります。
価格は339万200円(税込)と、少々お値段が張りますが、EV向けの補助金を利用できるため、条件によっては実際の購入負担を抑えられます。
以下が今回試乗したホンダ スーパーワンのスペックです。
| 販売時期 | 2026年5月〜 |
| 形式 | ZAA-JG6 |
| パワートレイン | モーター |
| モーター形式 | MCF7 |
| 最大出力 | 95ps |
| 最大トルク | 16.5kgf・m |
| 駆動方式 | FF |
| 電費(WLTC) | 114Wh/km |
| 航続可能距離(WLTC) | 274km |
| タイヤサイズ | 185/55R15 |
| ハンドル位置 | 右 |
| 乗車定員 | 4名 |
| 全長×全幅×全高 | 3580mm×1575mmx1615mm |
| 車重 | 1090kg |
| 最小回転半径 | 5.2m |
| 価格 | 339万200円 |
外観
ホンダ N-oneを踏襲しつつも、カッコ良さとスポーティさを演出したエクステリアとなっています。
フロントは最近のホンダ車の特徴を取り込んだデザインですが、全体的には過去のホンダ車にも通ずるような、一目でホンダ車だと認識させられるデザインです。(S-MXやライフに似ています)
給電ポートはフロントにあります。EVならではの手法ですね。

リアから見ると一気にスポーティさが増します。
特にフェンダーの膨らみが、かなり攻めたデザインとなっています。
ただ、タイヤがかなり内側に入っているので、車高を落として、よりJ数の大きなホイールを装着させると雰囲気が一気に変わりそうです。
リアスポイラーやダクト、リアディフューザーもかなり気合の入った仕立てになっています。

タイヤはアドバンフレバが装着されています。タイヤサイズは185/55R15と車格の割に太めな雰囲気です。
ホイールは筋肉質なデザインです。
ブレーキは片押しキャリパーです。比較的隙間がありません。

内装
ブルーのラインがホンダの新しいスポーティさを演出しています。シートはブルーのラインとステッチ入りの細身のセミバケットのような高いホールド性のあるシートです。
ステアリングもブルーのステッチ入りの皮巻きで、高級感を感じます。
基本的な操作系統は物理ボタンで、操作性がよく、使いやすい車内空間に仕上げられています。
ただ、ベースが軽自動車なので、体格の大きい方だと窮屈に感じるかもしれません。

リアシートは、まあ・・・普通の軽自動車的な広さと質感です。

トランクです。
よくあるワゴンタイプの軽自動車と同等程度かなと思います。
リアシートを倒すとそれなりに積載することができます。

運転してみて
シートはホールド性が高く、かなり細身に造られているので、コーナリング中の姿勢崩れも気になりません。
視界は非常によく、四方の車両感覚を掴みやすいです。
走り出しは、非常に軽く、50km/hまでの加速はあっという間です。強烈とまではいかないが、力強く、シームレスな加速です。ペダルの踏み心地や発進時の癖は一切ありません。
車外の音は思いの外、入ってきません。なのでエアコンの送風音が響き渡ります。
パドルシフトは、エンジンブレーキを模した回生ブレーキとして使用可能です。BOSEスピーカーからは擬似エンジン音が発せられており、違和感のない、スポーツエグゾーストを車内に響かせます。(メルセデスのフェイクサウンドは違和感大ありでしたが)
マイナスパドルシフトを押した瞬間に変速音が鳴り、アクセルオフによる減速力が強くなります。プラスを押すと、変速音がなり、減速量が減ります。プラスの際には変速ショックを感じます。確かにガソリンエンジン車に乗っているような雰囲気を感じます。もしかしたら、EVだと気づかない人もいそうなレベルです。

ステアリングは非常に軽く、ブレることなく、狙った位置に曲がってくれます。コーナリングマシンだと認識させられます。
コーナーでロールすることなく、段差でのバタつきはありません。
サスペンションは、非常に硬く突き上げ感がある。減衰力マックスの車高調のような乗り心地です。
ブレーキは重く、40km/hー0km/hで少し止まらないなと感じる場面がありました。

