皆様は愛車をカスタムしたり、改造をされることはありますか?
愛車をよりカッコよく、より高性能にするためにクルマを改造される方もいるかと思います。
私も私自身の日産フェアレディZ Z34をとにかくカッコよくしたい、性能を上げたい一心から社外品パーツを装着していました。
しかし、社外パーツでクルマをカスタムし続けると、一周回って純正の良さに気が付きました。
なぜ、私が純正部品の良さに改めて気がついたのか?社外パーツのメリットとデメリットと共に紹介していきます。
社外パーツを取り付けるメリットとは
価格
摩耗した純正部品をディーラーで購入すると意外と高価だったりします。特に拘りが場合は適合する社外品をネットで購入した方が圧倒的に安く済ませることができます。
特にネットで安く買える代表的な消耗品がバッテリーでディーラーで購入するよりも3分の1の値段で同等性能のバッテリーを購入することができます。(ただし自身でバッテリーの交換と古いバッテリーの処分をする必要があります。)
高性能
ハイパフォーマンスカーを除き、普及帯価格のクルマの場合は純正部品よりも高性能な社外パーツが多く販売されています。
オイル、タイヤ、バッテリー、スパークプラグなどは一流メーカーの上位グレードのパーツを装着すると走りの違いを感じられます。
また、スピーカーを変えることによってオーディオの音質が上がります。
個性的
プリウスやアルファードといった人気車種は街中に溢れており、駐車場でどれが自分のクルマなのか迷うことがあるかと思います。
社外エアロでカスタムすることによって世界に1台だけの自分のクルマを造ることができます。
社外パーツを取り付けるデメリットとは
故障
粗悪な品質の社外品を取り付けたり、合わないパーツを無理に取り付けたことによってクルマが故障したり、クルマの寿命が縮む恐れがあります。
ディーラーに入庫できない
外観上、社外パーツが装着されたクルマは車検適合であっても正規ディーラーに入庫を断られることがあります。
また、極端な改造の場合、警察による職務質問を受ける確率が上がります。
車検
特に海外製のライトやマフラーといった社外品の中には車検に対応していない場合があります。
車検を通す為に車検対応品の購入や整備不良で違反切符を切られるなど、余計な出費が増えます。
買取査定時に不利
特に社外エアロは好みが分かれます。なので、社外パーツの装着されたクルマは買取査定額が低くなる傾向があります。クルマをカスタムする際は純正部品は残しておくと良いです。(クルマを手放して不要になった社外パーツは売却できます。)
保証
大抵の場合、新車を購入すると3年〜5年以内、3万km〜5万km以内で保証を受けることができます。
しかし社外パーツを装着することによって保証対象外になる可能性があります。
特にエンジン、トランスミッション、サスペンション、ブレーキは要注意です。
バランスが崩れる
クルマはとても精密に設計されています。なので、1箇所変えるだけで全体のバランスが崩れることがあります。
例えば、エンジンを強化してパワーアップした際にブレーキや足回りに不満を感じます。また、FR車を軽量化する際にリアが軽くなり過ぎてトラクションの抜けが起きやすくなりします。
私が純正部品の方が良いと思う理由
私自身、社外品でクルマをカスタムしましたがバランスの悪化が気になりました。マフラーを交換した際に抜けが良くなり吹き上がりが良くなりましたが、低速トルクが低下しました。社外マフラーは軽量で以前よりトラクションコントロールの介入が増えた気がします。
個性を出したい、ここが少し気に入らないと思いカスタムしましたが、改めて完全ノーマルのZ34を見ると良く美しいと感じました。純正の形状は一流のデザイナーが考え抜いた究極の形なので、下手に変えない方が良いと思いました。
おすすめ社外品
純正に拘りたいとはいえ、純正部品にも欠点があります。
純正の消耗品は価格が高い割に性能が不満なことがあります。
例えば純正タイヤはクルマに合うよう専用設計されていますが値段が高価です。性能に拘らなければクムホやハンコックといったアジアンタイヤであれば半値以下で購入することができます。逆に性能やブランド性を求める場合、純正タイヤでは物足りなさを感じます。
もし、エアロやサスペンションといったクルマを改造する場合におすすめなのがディーラーで購入できる自動車メーカー系列会社が開発したパーツです。
例えば、トヨタならTRD、日産ならnismo、ホンダなら無限といったブランドのパーツです。
ディーラーで販売されているパーツなので、車検は問題なく通り、ディーラーに入庫拒否されることはありません。自動車メーカー系列会社が作っているということもありフッティング等、純正部品と遜色なく装着することができ、クルマのバランスが崩れることがありません。
クルマの改造は難しいですね。特に社外品は製品の特性を見極める必要があります。