クルマに傷が付いた!これって修復歴になるのか?

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少し前にSNSで、おそらく新車でこれから納車されるであろうトヨタGR86が積載車から降ろされる際にサイドブレーキの掛かりが甘かった為に動き出し、積載車のスロープにコツンと衝突する動画が投稿されていました。

「あーあ」と思いながら見ていた訳ですが、販売店側の不手際なので当然無償でリアバンパー、テールランプ、リアハッチなどの傷が付いた部品を新品に交換してくれるだろうとは思いますが、元通りの綺麗な状態になっても、やはり購入者側としては納車前に部品が交換されたクルマに愛着を持てなくなるであろうと思いました。

そんな中コメント欄には「サイドブレーキが甘い」「新車に交換して貰えるの?」「スタッフが咄嗟に手を出しているけど危ない」といったコメントがありましたが、意外にも「修復歴が付く」「事故車だから価値が下がる」といコメントで溢れていました。

傷が付いたリアバンパーから新品のリアバンパーに交換しただけでは修復歴が付く訳がありませんが、多くの方がクルマの修復歴について誤解していると感じました。

なので今回はクルマの修復歴定義について紹介します。

修復歴とは

修復歴とはクルマのフレームと呼ばれる骨格部位を交換したり修理した際に修復歴が付きます。(ネジ止め部位は該当しません。)

骨格部位とは「サイドメンバー」「クロスメンバー」「インサイドパネル」「ピラー」「ダッシュパネル」「ルーフパネル」「フロア」「トランクフロア」を指します。

なので、バンパードアの交換、パテで傷を埋めて塗装しても修復歴には該当しません。(ただの修理となります。)

また、修理でなくとも骨格部位に影響を及ぼす程の大掛かりな改造をすることによって修復歴が付くことがあります。

これは修復歴に該当しません。

修復歴による影響

では、クルマに修復歴が付くことによってどのような影響が生じるのか?

まず、フレームを修理することによってクルマの耐久性が低下したり不具合が生じる可能性があります。万が一の事故の際に被害が拡大する懸念があるといわれています。最近では修理技術が向上したので、ほぼ元通りの状態になりますが、修理業者によって技術力に差があります。

よって、修復歴のあるクルマは避けられる傾向があるので査定額が下がります。余程価値のあるクルマでなければ廃車や鉄屑として売られます。逆に修復歴のある中古車は年式・走行距離が同等のクルマより安く買うことができます。修復歴は表示が義務化されていますが、中古車販売会社が修復歴がないと偽って販売することがあります。対策が難しいので信頼できるお店で購入するしかありません。(他店で修理した際に修復歴が判明します。)

基本的に修復歴のあるクルマの購入は、おすすめしていません。(安物買の銭失いになります。)

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修復歴有車、水没車、走行距離不明車のクルマがなぜ安いのか?そして、実際に購入しても問題ないのか疑問に思う方もいるかと思います。なので、今回は購入しても良いのか?紹介していきます。

修復歴とは骨格部位を交換したり修理した際に付き、修復歴が付くと耐久性が落ち、市場価値も下がります。

この記事の執筆者

フェアレディZオーナーによる自動車情報とおでかけ情報を発信するブログ・YouTubeチャンネル「Can I get information」運営をしています。趣味はドライブとクルマです。マイカーは日産フェアレディZ(RZ34)。常に新しいコトを探究。東海地方を拠点に活動しています。

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