私は先日、テスラ モデルYに試乗しました。
テスラ モデルYがどのようなクルマなのか私の感想と共に紹介します。
テスラ モデルYとは
アメリカのテスラが生産・販売するSUV型の電気自動車です。
モデル3をベースに開発されたSUV型の電気自動車で、「ロードスター」「モデルS」「モデルX」「モデル3」に続くテスラにとって5車種目となるクルマです。
2020年に発売され、日本では2022年に発売。2025年にマイナーチェンジされ現在の形となりました。

以下が今回試乗したテスラモデルYロングレンジAWDのスペックです。
販売期間 | 2025年〜 |
パワートレイン | デュアルモーター |
最大出力 | 521ps |
最大トルク | 50.2kgf·m |
0-100km/h | 4.8秒 |
最高速度 | 201km/h |
航続可能距離(WLTP) | 635km |
駆動方式 | 4WD |
タイヤサイズ | 255/45R19 |
ハンドル位置 | 右 |
乗車定員 | 5名 |
全長×全幅×全高 | 4800mm×1920mm×1625mm |
車両重量 | 1990kg |
価格 | 647万円6000円〜 |
外観
下の画像右側に旧モデルYがありますが、旧型以上にツルッとした形状にハンマーシャークヘッド型のヘッドライトが装着され、サイバートラックやサイバーキャブを彷彿とさせるデザインとなっています。
このシームレスなデザインは空力向上による性能アップに貢献しています。
今までは流行を創造していたテスラですが、今回の新型モデルYは特に中国の流行を取り入れたような雰囲気を感じ、中国市場に力を入れていることが伺えます。

リアビューはより迫力の増したクーペSUVであることを確かにする力強いデザインです。
明るい時間帯なので分かりづらいですが、テールランプは反射させた光を表示するギミックが搭載されており、ボヤッとした光が美しさと先進性を追求しています。

ホイールは19インチのアルミホール。空力対策にホイールキャップが装着されています。
タイヤはハンコック製。性能は未知数ですが、純正採用するメーカーが増えている実感はあります。タイヤサイズは255/45R19。

内装
前席です。
物理ボタンがほとんど無い、これぞテスラという運転席です。車両設定からエアコン操作、リバースに入れる際も中央のナビで操作するのは、もはや説明不要かと思います。
ウィンカーレバーが実在し、ヨーク型ステアリングが廃止されたところを見ると、最低限の使いやすさが考慮されていると見受けられます。
色や明るさを自由にカスタムできるアンビエントライトがシンプルな車内にムードを引き出します。

後部座席は3名乗車可能で、デュアルモーター由来の4WDはシャフトが通っていないので段差がなく、中央の席も問題なく乗車可能です。

運転してみて
アイポイントが高くボンネットが沈み込んだ形状をしているので、視認性は良いです。しかし、クーペ形状が所以か、後方視界は厳しいです。
ブレーキを踏むと自動的にDに入るのでアクセルペダルを踏み発進させます。説明不要かと思いますが、モーターなので、滑らかにかつ静かに走ります。
癖のない踏み心地のアクセルペダルは速度調整が行いやすいです。
アクセルを床まで踏むとラグがなく一気に猛加速していきます。暴力的な加速とはいえませんが、必要以上の加速を披露しますを

ステアリングは最初が軽く、切り進むと重くなります。重さ調整も可能ですが、標準では適度な重さがあります。
コーナーリングはミドルサイズSUV相応で、特段に良い点や悪い点がありません。
サスペンションは車体重量を感じるような硬さがありますが、嫌な突き上げ感がありません。揺れは2発で収まります。ドイツ製の高級車を模倣した上質さがあり、街乗りでも快適です。
ブレーキペダルはとても硬いです。ワンペダルの減速力は緩やかで、カクツクことがありません。