自動車窃盗が連続発生。盗まれやすいクルマの車種とは

自動車情報

ここ最近、自動車の盗難が多発しています。

警察庁によると2022年に発生した自動車窃盗件数は5734件で、日本国内のどこかで毎日15件以上発生していることになります。

となると自動車窃盗は他人事ではありませんね。

実は、盗難されやすい車種には傾向があります。自分のクルマが盗難されやすい車種なのか不安を感じている方もいるかと思います。

なので今回は、盗まれやすいクルマの車種を紹介します。

自動車窃盗犯がクルマを盗む目的は大きく分けて2つの理由があります。盗難目的ごとに盗まれやすい車種を紹介します。

海外に輸出して販売する為

まず、1つ目の理由は盗んだクルマをバラして海外に輸出し、パーツを販売したり、再度組み立て車両を販売し利益を上げる為です。

主な輸出先は東南アジアや中東といった途上国へ輸出されます。

盗む車種は人気があり街中で多く走っているクルマで、輸出先の国でも人気がある車種が対象になります。

具体的な車種はプリウス、アルファード、ハイエース、ランドクルーザー、NX、RXなどで圧倒的にトヨタレクサスが非常に盗まれやすいです。

基本的に転売目的の自動車窃盗犯は、同じ車種を狙い続けます。同じ車種を窃盗し続ける事により窃盗技術が向上し、より正確に短時間でクルマを盗むことができるようになる為、盗み出す前に盗難が発覚する可能性を減らせるからです。

また、180SX、シルビア、スカイラインGT-R、スープラ、RX-7、シルビア、チェイサーなどの1990年〜2000年代に販売された日本のスポーツカーは非常に盗難されやすいです。

犯罪行為に利用するため

犯罪行為(強盗、更なる自動車窃盗)に利用する為にクルマを窃盗します。

強盗目的の場合、強盗現場へ人を輸送したり、強盗後に人と盗品を乗せてアジトまで帰る為に利用します。

自動車窃盗は2人1組で行います。まず、2人でクルマに乗って事前に目星をつけてある目的のクルマまで向かいます。1人がクルマを盗み、窃盗現場から少し離れたコインパーキングに駐車して、乗ってきたクルマに乗って一旦帰ります。数日後、2人でクルマに乗って窃盗したクルマを駐車したコインパーキングに向かい、1人が駐車してある盗難したクルマに乗ってアジトへ持ち帰ります。自動車窃盗の場合、盗難する目的のクルマへ向かったり、盗難後に様子見の為に駐車してあるクルマを取りに行く為に利用します。

犯罪で使用されるクルマは人や物が載り、街中でも多く走っており目立たない地味なボディカラー(白、シルバー、グレー、紺、黒)が選ばれます。

万が一、警察とカーチェイスに発展する可能性があるので走行性能に優れた車両が望ましいです。

具体的な車種は、プリウス、アルファード、ハイエースなどが盗難され、犯罪に利用されます。

よくプリウスに乗った外国人が「クルマ買取ます」の張り紙をクルマのフロントガラスに貼っていく光景を見たことがありませんか?「クルマ買い取ります」の貼り紙は盗難するクルマに目印をつけています。数日後に貼り紙が剥がされていなければ、警備が薄いと認識され、盗難されます。なので、早めに「クルマ買い取ります」の広告は剥がして廃棄しましょう。

自身のクルマが盗難に遭いたくありませんし、犯罪に利用されたら悲しいですね。特に盗難に遭いやすい車種のオーナーは愛車が盗難に遭わないように対策を施す必要があります。

この記事の執筆者

フェアレディZオーナーによる自動車情報とおでかけ情報を発信するブログ・YouTubeチャンネル「Can I get information」運営をしています。趣味はドライブとクルマです。マイカーは日産フェアレディZ(RZ34)。常に新しいコトを探究。東海地方を拠点に活動しています。

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