近未来的なSUVの電気自動車。テスラ モデルY試乗記

自動車情報

私は先日、テスラ モデルYに試乗してきました。

テスラ モデルYがどのようなクルマなのか私の感想と共に紹介します。

テスラ モデルYとは

モデルYはテスラが製造・販売する電気自動車です。

モデルYは、テスラの5番目の電気自動車として、セダンタイプのモデル3をベースに開発されたミドルサイズSUVです。

以下が今回試乗したテスラ モデルY RWDのスペックです。

販売時期2022年〜
形式ZAA-YL1YT
パワートレインシングルモーター
最大出力299ps
最大トルク35.7kgf・m
0-100km/h6.9秒
最高速度217km/h
バッテリー容量77kWh
航続距離507km
駆動方式RWD
タイヤサイズ255/40R20
ハンドル位置
乗車定員5名
全長×全幅×全高4751mm×1921mm×1625mm
車両重量1930kg
最小回転半径6.05m
価格563万7000円
価格は2023年8月時点です。

外観

テスラは、どのモデルも近未来的な外観をしています。モデルYも例外ではありません。テスラ車が街中で溢れ返ると他のクルマが古く見えます。

モデルYはモデル3ベースのSUVということもあり、車高が高いモデル3とも見れます。

一見、シンプルに見えますが、複雑な形状にプレスされているように思えます。EVには冷却の為のフロントグリルが不要なのでデザインの自由度があります。

全長4751mm×全幅1921mm×全高1625mmと見た目以上に大きいです。

モデルYはSUVですが、リアはクーペ風の流線形状となっています。

無駄に段差がなく、スムーズに空気を流してくれそうな形状です。

タイヤはミシュラン パイロットスポーツEVでサイズは255/40R20。

ホイールはオプションの20インチ仕様となっています。(標準は19インチ)

ブレーキは4ポットの対向ピストンブレーキが装着されています。

内装

一切の無駄がない非常にシンプルながらも近未来のクルマという印象を与える内装です。何処となく無印良品の店舗のような内装とも思えます。プラスチッキーな感じはありませんが、人工的な素材感があります。

物理ボタンはステアリングに2つあるボールが埋め込まれたボタンとドアを開く為のボタンのみです。ステアリング奥の左側にウィンカーレバーと右側にシフトレバーがあります。それ以外の操作は中央のカーナビ?タブレット?で操作します。

小物収納やドリンクホルダー、スマホの無線充電など、日常使用での気遣いを感じられます。

リアシートです。

後部座席は3人が十分に乗れる広さがあります。真ん中がやや狭いですが、床がフラットなので、座りやすいです。

トランクです。

IKEAで家具を買っても積載できそうな広さがあります。

運転してみて

シートの位置は可動域が大きく、大抵の体格に適合します。シートは印象に残りにくい違和感のない座り心地です。

前方・左右の視界は良好ですが、後方はやや難があります。

全幅が1900mm以上の為、日本の狭い道路や駐車場では気を使います。

クリープなしの設定では速度の微調整が難しいです。(AMTのような感覚です。)

走り出しは車重を感じますが、EV特有のトルクで滑らかに加速していきます。急加速ではシートに押さえつけられるような加速をします。

車内の静粛性は255サイズのパイロットスポーツEVなのか、ロードノイズがかなり響きます。

減速は1ペダルモードで、アクセルを離すと一定に減速していきます。減速量は緩やかで、軽くブレーキを踏んだような感じで、日産のeペダルのようなカックンと強いブレーキが効くことはありません。

ワンペダルでの運転は楽なのか?
ワンペダルドライブとはアクセルペダルのみで加速・減速を行う事ができる機能で、多くの電動車に搭載されています。本当にワンペダルドライブでの運転は楽なのか?紹介していきます。

ステアリングはやや重く、操作感があります。コーナリングは見た目に反して低重心。最小回転半径が6m超えと小回りが効かなく、狭い場所では切り返しが必要です。

サスペンションはやや硬めで、スポーティな印象を受けます。

テスラ モデルYは近未来的な内外装の手が届きやすいSUVタイプの電気自動車です。