デジタルインナーミラーってどうなのか?実際に使ってみた!

自動車情報

皆様のおクルマには、ドライブレコーダーが装着されていますか?

ドライブレコーダーは運転時や駐車時の様子を録画することができ、事故や当て逃げなどの万が一が発生した際に証拠として残すことができます。

常磐道で発生した煽り運転事件の報道以来、ドライブレコーダーが普及し、今では必須のカー用品です。

そんなドライブレコーダーには様々な種類があり、「カメラだけ」や「液晶付き」や「AI搭載ナビ機能付き」や「デジタルインナーミラー型」といった種類があります。

その中のデジタルインナーミラー型ドライブレコーダーとは、カメラで撮影された映像が瞬時に処理され、ミラー型のモニターに映像として映し出されることによって後方確認できるタイプのドライブレコーダーで近年、急速に普及いています。

しかし、鏡とカメラで撮影された映像では見え方が異なり、ちゃんと後方確認用として見えるのか?と不安を抱いている方もいるかと思います。

実は、私は2024年9月2日に納車された日産フェアレディZ RZ34にデジタルインナーミラー型ドライブレコーダーを装着して実際に3000km以上走行しました。

なので今回は、デジタルインナーミラー型ドライブレコーダーの見え方と実際に使ってみた感想を紹介します。

装着したデジタルインナーミラー型ドライブレコーダー

私が自身の日産フェアレディZ RZ34に装着したデジタルインナーミラー型ドライブレコーダーは、アルパイン製のDVR-DM1200A-ICという2022年モデル、12インチ型の仕様です。

マウントはアルパイン製のKTX-M01-A1で付きました。

純正ミラー交換型で後付け感を感じることなく、スッキリとした見栄えとなっています。(サンバイザーにも当たりません。)

昼間の車内からの見え方です。

運転時に問題なく右車線後方にトヨタ ボクシーの存在が確認できます。十分に車間距離があるので、右車線に車線変更できます。

距離感は実際よりも遠くに見えます。

タイムラグは、ほとんどありませんが、稀に映像がカクつくことがあります。

リアウインドウ・デフォッガーの熱線が映り込んでしまうのは、後付けなので仕方ない部分ではあります、(見慣れると気になりません。)

ドライブレコーダーのフロントの映像です。

イマドキの4K映像に見慣れていると物足りなさを感じますが、フルHDの画質は、万が一の記録用の映像としては十分な画質があります。(画質を上げすぎるとメモリの容量が圧迫するのでバランスが良いと思います。)

ドライブレコーダーのリアの映像です。

フロントに比べると、低画質な気もしますが、万が一の記録用としては必要十分な画質です。

夜(市街地)

夜間の市街地で車内からの見え方です。

夜間でも昼間と大差なく見え、左側後方と真後ろにバスの存在が確認できます。

ドライブレコーダーのフロントの映像です。

夜間の映像も綺麗で光で白飛びしたり、ぼやけることはありません。

ドライブレコーダーのリアの映像です。

少し暗い気もしますが、焼肉の文字もハッキリと確認できる画質があります。

夜(田舎道)

夜の田舎道で車内からの見え方です。

田舎道では画面が眩しく感じるので光度を下げることができます。

ドライブレコーダーのフロントの映像です。

自身が照らすヘッドライトによってハッキリと映像を確認することができます。

ドライブレコーダーのリアの映像です。

真っ暗で、何も見えませんね。用途としては、後方にクルマが居るか、居ないかを確認することぐらいは可能です。とはいえ後方にクルマがいなければ特段に見ることはありませんが。

実際に使ってみて

当初は、デジタルインナーミラーという存在に慣れず、サイドミラーで後方を確認していました。

デジタルインナーミラーの存在に慣れても、実際の距離より遠くに見える距離感になれませんでした。

走行距離を重ねるにつれて徐々にデジタルインナーミラーに慣れていき、今では定期的な後方確認に使用しており、距離感も掴めてきたので、デジタルインナーミラーで車線変更がきます。

今やデジタルインナーミラーは必須装備でなくてはならない存在となりました。

元々、フェアレディZ RZ34は後方視界が悪いでデジタルインナーミラーの存在は非常にありがたいです。(なぜ、標準装備にしてくれなかったのかと思う程です。)

逆に軽自動車やコンパクトカーなど後方視界に優れる車種には不必要かと思います。

実際の映像の動画はコチラ