進化版リーフ。日産 リーフe+試乗記

自動車情報

私は先日、日産リーフe+に試乗しました。

日産リーフe+がどのようなクルマなのか私の感想と共に紹介します。

日産 リーフとは

日産リーフは日産自動車が製造・販売している電気自動車です。

日産リーフは世界初の量産電気自動車として2010年12月に発売されました。2017年に1度モデルチェンジが行われました。

そして、2019年1月19日にリーフe+が発売されました。

e+の特徴は62kWhの大容量バッテリーによってWLCTでの航続距離が458kmとなり、100kWhの急速充電にも対応することができます。トルクも34.7kg・mに増強され、よりパワフルになっています。外装にはe+専用エアロが装着されます。

こちらが今回、試乗したリーフe+のスペックです。

販売時期2019年1月〜
型式ZAA-ZE1
原動機EM57
パワートレインモーター
エンジンなし
排気量0cc
馬力218PS
トルク34.7kgf・m
バッテリー容量62kWh
使用燃料電気
電費(WLTC)161Wh/km
航続距離(WLCT)458km
駆動方式FF
タイヤサイズ215/50R17
乗車定員5名
ハンドル位置
全長×全幅×全高4480mm×1790mm×1545mm
車両重量1670kg
最小回転半径5.4m
価格480万5900円

外観

フロントです。

スポーティな印象のあるカッコいいデザインです。Vモーショングリルが日産車としての統一感があります。

電気自動車なので、ラジエーターグリルが不必要なので、デザインの自由度が感じられます。

そして、青いリップスポイラーはe+の特徴です。

リアです。

リアは少しだけですが、SUVのような(派手な日産ジューク)のようなデザインです。

リアフェンダーの角張ったデザインが意匠を感じます。

リアディフューザーがスポーティな印象を与えてくれます。

タイヤとホイールです。

タイヤサイズは215/50R17

ホイールは、スポークが太い2Dに見えるデザインです。平べったいので洗いやすそうですね。遠くから見るとスチールホイールにホイールキャップが装着されているように見えます。

内装

前席です。

電気自動車と言うとテスラみたいな近未来感ある内装かと思いきや、ハイブリッド車のような内装です。

スピードメーターが針式だったのが意外でした。

スイッチ類は中央に集約されており、物理ボタンが多いので操作性は良好です。

収納やドリンクホルダー、USBポートも完備で使い勝手は良いです。

後部座席です。

後部座席は3人掛けで、真ん中の人に人権が無いのも同様、コンパクトカー並の広さです。

シートの座り心地も良く、4名であれば快適に長距離ドライブに出掛けられます。

トランクです。

トランクもコンパクトカー並の広さで、必要最低限の充分な広さはあります。

ただ、横の出っ張りが、やや気になり、少し狭さを感じさせます。

ちなみに、トランクの下には何もありませんでした。

ボンネット

ボンネットの中にはエンジンは無く、インバーターが搭載されています。横置きの直列3気筒エンジンみたいです。

充電口です。

充電口はボンネットの下にあります。。

青い方が100kW対応の急速充電です。

運転してみて

モーター駆動の電気自動車なので、ガソリンエンジン車と特性が異なります。

最も驚くことは、加速です。モーターなので、回転数が上がるにつれてトルクが強くなっていくガソリンエンジンとは異なり、いきなり最大トルクの34.7kgf・mが発生するので、1670kgの重量を忘れさせる勢いで引っ張られる感覚があり、シートに押さえつけられる強烈なGを体感できる加速があります。

0-40km/hでは、370Z(フェアレディZ)より速いです。中間以降の加速は落ち着きますが、非常に素速い加速をします。

巡航からの急加速では、追突されたかのような衝撃があり、ヘッドレストに頭をぶつけます。

ブレーキには回生ブレーキが入っているので、ブレーキペダルを踏んだ際に違和感を感じます。(押し返されるような感覚があります。)

1670kgの車重に34.7kgf・mのトルクのあるクルマにしてはブレーキが貧相で、ブレーキが効きづらいため、勢い余って加速しすぎに注意が必要です。

コーナーも前輪駆動で重量が重いクルマのためコーナリング性能が低く、速度を落としてコーナーに入らなければ膨らみ、コースアウトします。

ただ、コーナー出口からの立ち上がりは凄まじく、ステアリングを戻す前にアクセルべダルを全開にするとコントロールを失いそうになるので注意が必要です。

航続距離も400km程度で、充電切れの心配も少ないので安心してお出掛けできますね。

普段、FFの電気自動車とは正反対とされるFR自然吸気エンジンでマニュアルトランスミッションの370Z(フェアレディZ Z34)に乗っている私は、電気自動車ってどうなの?と思いましたが、運転していて加速が気持ち良く、ドライブが楽しく感じました。(3日で飽きるかもしれませんが。)

YouTubeに動画をアップしてありますので、よろしければご覧ください。

日産リーフはモーターによる加速が鋭く、航続距離も長いので安心してお出掛けできる、国産電気自動車です。