皆様はV型12気筒エンジンは好きですか。
私はいつの日かV12エンジンを搭載したクルマを所有したいと思っていますが、手の届かない永遠の憧れといった存在です。
V12エンジンは車のエンジンで最高峰と言われていますね。何千万円もする高級車やスーパーカーに多く採用されています。
高級車がこぞって採用するV12エンジンとは一体、何が凄いのか。
V12エンジンの特徴について紹介します。
エンジンの種類の解説はコチラ
どんなクルマにV12エンジンは搭載されているのか
そもそもV12エンジンを搭載したクルマはどんな車種があるのか?
2021年現在、V12エンジンを搭載するメーカーはフェラーリ、ランボルギーニ、アストンマーチン、ロールスロイス、BMW、メルセデスベンツ、パガーニです。プレミアムメーカーがほとんどで、どれも高性能な高級車です。
v12エンジンのメリットとは何か?
バランスが良い
完全バランスといわれる直列6気筒エンジンは振動を打ち消し合う構造なので不快な振動がありません。V12エンジンは完全バランスと呼ばれる直6エンジンが2つ並んでいるような構造をしています。
なので、V12エンジンも完全バランスエンジンで振動を打ち消し合い、不快な振動がありません。
サウンド
とにかく良い音がします。「ファンッッ」というとても高いエンジン音です。まるで管楽器のような美しい音色を奏でます。
高級サルーンの場合、静かで振動もなく、まるでモーターのようなエンジンです。
パワー
多気筒エンジンほど出力を高められます。V12エンジンは元々の排気量が大きく、低回転からでも湧き出るトルクで車体を引っ張ってくれます。
しかし、高性能で官能的なV12エンジンにもデメリットが存在します。
価格
V12エンジンは販売台数が少ない為に大量生産できず、多気筒エンジンは部品点数が多くなるため製造コストが嵩み価格が高くなっています。
重量
V12エンジンはサイズが大きく、シリンダーの数が多いため部品の数も多くなり、重量があります。フロントエンジンのクルマの場合、前後の重量バランスがフロントヘビーになります。
なので多くのV12エンジンを搭載したスポーツカーはミドシップつまり、車体中央にエンジンが搭載されています。
燃費
V12エンジンは特に燃費が悪いです。排気量が大きいほどガソリンの消費量も多くなり、エンジンの重量が重いためクルマ自体が重くなり、さらに燃費が悪化します。
この手のクルマに乗られる方々が燃費など気にされないと思いますが・・・。
まとめ
私も以前、先代のセンチュリーの後部座席でv12エンジンのフィーリングを味わいましたが、静かで滑らかな走りでした。
いつかはV12エンジンのクルマのアクセルペダルを床まで思いっきり踏んでみたいです。
しかし、環境規制により燃費の悪いV12エンジンは真っ先に淘汰される運命にあります。
今がV12エンジンに乗れる最後の時代なのかもしれません。乗るなら今しかなさそうですね。
完全バランス型の観音的なV12エンジンを味わいたいですね。