日産のフラッグシップ!日産 アリア試乗記

自動車情報

私は先日、日産グローバル本社ギャラリーで日産 アリアに試乗しました。

日産 アリアがどのようなクルマなのか、私の感想と共に紹介します。

日産 アリアとは

日産 アリアとは日産自動車が製造・販売するSUVの電気自動車です。

日産初となるSUVの電気自動車として2020年に発表され、翌年の2021年に発売されました。

四輪制御技術「e-4ORCE
」や高精度地図を用いた高速道路で運転支援を行う「プロパイロット 2.0」といった先進技術が搭載された日産のフラッグシップモデルとして位置付けられています。

アリアにはバッテリーサイズが66kWhと91kWhの2種類と、駆動方式が2WDと4WDがあり、組み合わせで4種類のグレードとnismo仕様があります。

以下が今回、試乗した日産 アリアB9 e-4ORCEのスペックです。

販売時期2021年〜
形式ZAA-SNFE0
原動機形式AM67
最大出力218ps@5950-11960rpm
最大トルク30.6kgf・m@0-4392rpm
最大出力(システム合計)394ps
最大トルク(システム合計)61.1kgf・m
0-100km/h5.1秒
最高速度200km/h
航続可能距離560km
電費187Wh/km
バッテリーサイズ91kWh
駆動方式4WD
タイヤサイズ255/45R20
ハンドル位置
乗車定員5名
全長×全幅×全高4595mm×1850mm×1665mm
車両重量2210kg
最小回転半径5.4m
価格860万3100円〜

エクステリア

フロントグリルが不要な電気自動車であるアリアには、フロントグリルの代わりに日本の伝統的幾何学模様を模したマスクが装着されており、先進的かつ美しく電気自動車でしか成し得ないデザインとなっています。

ボディサイズは、全長4595mm×全幅1850mm×全長1665mmと巨体というわけではありませんが、堂々たるサイズです。

リアです。

アリアは、空気抵抗が少なそうな流線型状をしたクーペ風のSUVです。馴染んでいますが、非常に存在感のあるリアスポイラーが目を惹きます。ただ、ドアハンドルを格納式にして欲しいとも思います。

フェンダーやリアバンパーなど、一般的なSUVでは未塗装樹脂であるパーツも全てピアノブラックに塗装されており、フラッグシップモデルに相応しい高級感を感じます。

タイヤとホイールです。

近未来感のある空気抵抗の少ないデザインです。非常に洗いやすそうだと感じます。

タイヤサイズは255/45R20と例に倣い国産車はスペックに対して細めのタイヤが装着されています。(細いタイヤは空気抵抗が少ないので、航続距離は優位になります。)

インテリア

日本の伝統を取り入れたシンプルながらも先進的で美しい、和を感じられる内装となっています。

エアコンのボタンはタッチ式ではなく物理式ですが、凹凸がないので、運転中に操作しづらいです。

リアシートも座り心地が良く快適ですが、5人乗車では中央の席の人はやや窮屈です。

内部

日産グローバル本社ギャラリー内にアリアをぶった斬った車両が展示してあったので紹介します。

フロントにはモーターと大きなインバーターが搭載されています。

リアモーターはトランクの下に搭載されています。

低い位置にバッテリーが設置されています。

運転してみて

ドアの開閉時に重厚感を感じます。

シートはホールド性は低いですが、硬さはちょうど良いです。気になる点はステアリングホイールの位置が高すぎることです。

後方以外の視界は良好ですが、後方はデジタルインナーミラーで補えます。

走行時の車内は静粛性が非常に高く、微かにタイヤのロードノイズが聞こえるぐらいです。急加速時にはインバーターの音が意図的に発せられています。

加速はラグがなく、アクセルを踏んだ瞬間にシートに押さえつけられる程、加速が強烈です。

コーナーリングは、不満なく曲がりますが、高い速度域だと少々不安を感じられます。

ブレーキは、車重に由来して、やや不安があります。

eペダルの回生ブレーキは、アクセルを離すとカクッとなるほど減速します。

SUVのEVなので、車重が重く重心が低いので、コーナーや車線変更時のロールが非常に少ないです。

サスペンションはやや硬めですが、段差を越えた際にイヤなショックはないです。

造りの雑さがなく、癖がないので、非常に乗りやすいです。

日産アリアは、美しさ和を感じられるテイストの加速が強力な日産のフラッグシップモデルの電気自動車です。