皆様のおクルマにスペアタイヤは搭載されていますか?
スペアタイヤとはクルマに常備されている5本目のタイヤで純正と全く同じホイールとタイヤが搭載されていたり、テンパータイヤといった黄色の細いホイールがついたタイヤがあります。
スペアタイヤの収納場所で多いのがトランクの下で、SUVやクロカンは車体の背面に装着されている事もあります。
かつて、スペアタイヤは搭載義務がありましたが、2022年現在では廃止されています。
最近では、パンク修理キットが搭載されている車種が増えましたが、今現在でもスペアタイヤを搭載している車種もあり、自身のクルマにスペアタイヤが搭載されていることすら知らないという方も多くいるかと思われ、スペアタイヤを使ったことがある方は少数かと思われます。
なのでスペアタイヤって本当に必要あるのかと疑問に思う方も多くいるはずです。
今回は、なぜスペアタイヤは搭載されているのか?不要な理由と必要な理由を紹介します。
スペアタイヤが不要な理由
スペアタイヤを搭載するにはスペースを要します。スペアタイヤを搭載することによって車内空間や荷室空間が犠牲になります。スペアタイヤの重さは軽いものでも10kg程度あります。重量が増えることによってクルマの燃費が悪化します。
スペアタイヤには使用期限があり、その多くは使用されないまま廃棄されます。環境問題が叫ばれている今の時代に無駄にゴミを増やすことになります。
パンクしても走行可能なランフラットタイヤやパンク修理キットを使用することでスペアタイヤに交換する事なく自走可能になります。
高速道路上など、タイヤ交換を行う行為が危険な場合もあります。また近年、タイヤの交換方法を知らないという方が急増しています。スペアタイヤを搭載していても交換方法を知らなければ意味がありません。
パンクやバーストした際は、ロードサービスを呼んでプロに任せた方が確実です。
スペアタイヤが必要な理由
スペアタイヤの最大の利点は、パンクした際に自走できることです。
自走ができなければレッカー費用がかかります。また、クルマが動かなくなれば、折角の予定が台無しです。そして携帯電話の電波が入らない場所では助けを呼ぶのに非常に困難となります。自走ができればレッカー代を払わずに済み、予定が台無しになることも助けを呼べない状態もありません。
日本では電波の届かない場所は少なく、たとえ電波が届かない場所でも多少のクルマの通行があるので助けを求めることが出来ますが、海外では広大な国土を持つカナダやオーストラリアといった国の場合、クルマが動かなくなることは生死に直結する事もあります。
まとめ
もし、スペアタイヤが搭載されているクルマでスペアタイヤが必要ない場合は、スペアタイヤを降ろすだけで多少の燃費向上と加速性能の向上が見込めます。自己責任の元、お試しください。
JAFに加入されていたり車両保険やクレジットカードにロードサービスが付帯している事もあり、クルマにトラブルが発生した際はロードサービスを呼ぶ方法が最善かと思われます。