フェアレディZ Z33とZ34は、どちらが良いのか?

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フェアレディZを手頃な予算の中古車で買うならば、最新のRZ34は高過ぎるし、Z32は古くてメンテナンスや維持費が心配と思われるかと思います。

なので、手頃な中古車として購入するならZ34かZ33が選択肢になると思いますが、どちらを選べば良いのか?と悩まれる方もいるかと思います。

なので今回は、フェアレディZ Z33とZ34どちらを買った方がいいのか?を紹介します。

デザイン

Z32の販売終了によってフェアレディZの販売が途切れていましたが、Z32の平べったい形状から一転して、丸いクーペ形状の21世紀のフェアレディZとしてZ33が発売されました。発売された当初は批判の嵐だったそうですが、実際には多く売れており、街中でも見る機会があり、中古車も多く出回っています。

後期型はエンジンはVQ35HRに変更となり、それ所以にボンネットの形状が変更されています。

2008年にフルモデルチェンジとしてZ34が発売されました。Z33のデザインを踏襲しつつ、より先進的、筋肉質なデザインへと進化しています。2022年のRZ34は過去車をオマージュしているので、Z34がフェアレディZの最終進化形とも言えます。

内装も新世紀のスポーツカーといった内装ですが、四半世紀過ぎた今では古さを感じます。Z34の内装もZ33の内装をオマージュしつつ、より使いやすく便利に仕上げられています。Z34の内装は古さを感じるというより、「これがフェアレディZの内装」を確立しています。

比較してみるとZ33の方が古さを感じますが、21世紀レトロ?な雰囲気はZ33の方が強く感じます。一方のZ34は確立されたフェアレディZのコックピットという印象です。

なので、デザインは個人の好み次第かと思います。

性能

Z33にはVQ35DE、VQ35HRエンジンが搭載されており、VQ35DEで280馬力(中期MTのみ294馬力)VQ35HRが313馬力あります。

一方のZ34にはVQ37VHRエンジンが搭載されており、その出力は336馬力です。

最高速度は共に250km/h、0-100km/hはZ33が5秒台後半でZ34が5秒台前半です。

排気量200cc分の多少の差ですが、Z34の方がパワーがあります。もちろん、Z33も十分なスペックがあります。

よりハイパワーにこだわりがあればZ34、それなりの性能で満足でできるならZ33を選んでも問題ありません。

中古車価格

Z33、Z34共に新車での販売が終了しているので、中古車として購入することになります。

やはりZ33の方が価格は安いです。

両者とも中期・後期型になるに連れて価格が上昇します。

特にZ33後期はレアで価格が高いので、Z33にこだわりがなければZ34前期モデルを狙う方が良いかと思います。

維持費

まず、自動車税ですが、Z33は割増込みで66700円です。一方のZ34は66500円、割増込みで76400円、2019年10月以降登録車は65500円となります。

Z33の初年度登録18年過ぎた個体は車検時に重量税が割増となります。

燃費はほぼ互角のハイオクガソリン。

Z33の方が古く故障のリスクや消耗品の摩耗等のメンテナンスにコストが嵩む懸念があります。

なのでZ34の方が条件にもよりますが維持費は安いかと思います。

その他

カスタムパーツはZ33、Z34共に豊富に存在します。ただ、Z33の方が規制が緩いので排気系のパーツが選びやすいです。(2010年3月以降、加速騒音規制が導入されています。)

Z33の純正ナビは古いので使えるか微妙になってきます。

まとめ

安さ、Z33特有の雰囲気や21世紀レトロが好きな方はZ33、フェアレディZの最終進化形、自然吸気エンジンを搭載した最後のフェアレディZが欲しい方はZ34を選ぶことをおすすめします。

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