速度違反自動取締装置とは?近年では移動式が主流!?

自動車情報

皆様は速度違反自動取締装置をご存じでしょうか?

速度違反自動取締装置とは道路を走行するクルマの最高速度違反を自動で取り締まる装置です。速度計測器とカメラを用いて速度違反が確認された車両を自動で撮影し記録します。

固定式の速度違反自動取締装置では赤切符(一般道30km/h以上、高速道40km/h以上)と言われる一発免停になる速度違反で光ると言われています。明確に何km/h以上の違反で光るというものはありません。

もし、速度違反自動取締装置が光ったら後日、自宅に通知が来て警察署に出頭する必要があります。

速度違反自動取締装置を光らせると高額な罰金に免許停止はほぼ確実と厄介なので絶対に光らせたくありませんね。

しかし日頃、どんなにクルマの速度に注意していても急いでいたり、標識を見落としていたりなど、うっかり速度違反を犯すかもしれません。

対策としては常にスピードメーターを確認することですが、事前に速度違反自動取締装置の場所を知らせてくれるレーダー探知機の搭載がおすすめです。

ユピテルLS310レビュー
yupiteruのレーダー探知機LS310のレビューです。

レーダー探知機は違法では?と思われている方もいるかと思いますが、レーダー探知機は所持も使用しても問題ありません。(国外だと所持すら違法になる国も存在します。)

この看板の先に速度違反自動取締装置がありますので速度に気をつけましょう。

よくオービスと言われておりますが、オービスとはボーイング社の登録商標です。なので本来はボーイング社及び特許権と製造販売権のある東京航空計器株式会社の製造する速度違反自動取締装置がオービスとなりますが、一般的には「速度違反自動取締装置全般=オービス」として認知されています。

速度違反自動取締装置には様々な種類がありますので今回はその一部を紹介していきます。

ループコイル式

ループコイル式とは道路内に埋め込まれたループコイルで通過車両の速度を測定する速度違反自動取締装置です。

6.9m間隔で3つのループコイルが埋め込まれており2回測定され、違反が確認されればカメラが光ます。

Hシステム

Hシステムとはレーダー波を用いて速度を計測する速度違反自動取締装置です。

Hシステムの名前は阪神高速に設置されたこととが由来だと言われています。

LHシステム

LHシステムとはループコイル式とHシステムが合わさった速度違反自動取締装置です。

ループコイル式同様、地中にループコイルが埋め込まれており、なおかつレーダー波を用いて速度を計測します。

道路でよく見かける速度違反自動取締装置はこのLHシステムですね。

可搬式速度違反自動取締装置

近年ではこの可搬式速度違反自動取締装置が主流となりつつあります。一般的に移動オービスと呼ばれています。

上記で紹介したループコイル式やHシステム、LHシステムは固定式で一度、設置したら動かすことはできません。なので場所を覚えられたり、事前に速度違反自動取締装置があることを教えてくれるアプリがある為、速度違反自動取締装置がある場所だけ減速するといった行為が行われています。

しかし、可搬式速度違反自動取締装置では自在に設置できる為、予知が難しく神出鬼没なので制限速度を守らせる効果があります。

可搬式速度違反自動取締装置も後日出頭なので少人数かつ狭いスペースに設置できるので今まで速度取締が行えなかった狭い通学路や事故多発地点での取り締まりを行えるようになりました。

また、固定式の速度違反自動取締装置では赤切符相当の違反で光ますが、可搬式速度違反自動取締装置では10km/h程度の青切符相当の違反でも光る例があると言われています。

可搬式速度違反自動取締装置ではレーザー波を用いて速度を計測する為、従来のレーダー探知機では探知不可能となっています。また、新型のレーザー波対応のレーダー探知機でも400m程度手前からの探知が限界で、トラックや建物などの障害物で探知できないこともあります。

その他速度取締

速度違反はオービス以外にも存在します。

こちらは通称、ネズミ捕りです。

レーダーやステルスを用いて速度を計測します。これらは事前にレーダー探知機で探知する事も可能です。しかし、ステルスはレーダー探知機が探知した時点で手遅れですが・・・。

最近では光電管式という光を用いて速度を測定する装置もあり、最新のレーダー探知機でも探知不可です。

ネズミ捕りは現地にサイン会場があるため、取り締まりを行える場所が限られています。

レーダー付きのパトカーも存在します。道路脇にパトカーを停車させて走行するクルマの速度を計測しています。

ちなみに、こちらはNシステムという自動車ナンバー自動読取装置です。

LHシステムに見た目が似てますが、速度取締に使用されることはありません。

主な用途は犯罪捜査のために使用されます。

Nシステム

近年では移動式速度違反自動取締装置の普及により、ループコイルやLHシステムの撤去が進んでいます。

速度違反は重大な事故につながるので取り締まりの有無に関係なく安全運転に努めましょう。