猪瀬ポールってなに?

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皆様は「猪瀬ポール」という存在をご存知でしょうか?

なにそれwwと、多くの方が思われたかと思います。

「猪瀬ポール」とは、新東名や新名神の片側2車線区間の広い路肩の空きスペースに設置されたラバーポールの通称です。

なんで高速道路に設置されたラバーポールに「猪瀬」という名前があるのか?と皆様、疑問を抱かれていると思いますので、今回は猪瀬ポールについて紹介します。

元々、新東名・新名神は片側3車線、計6車線で建設され、開通する予定でした。

しかし、 元東京都知事として知られる猪瀬直樹氏が道路関係四公団民営化推進委員会委員だった頃に高速道路の建設費削減の提言を行たことによって、片側3車線で設計・建設されていた新東名・新名神が実際に暫定2車線で開通し、その際に設置されたラバーポールに誰かが「猪瀬ポール」と名付け、この通称が主にインターネットにて広まりました。(猪瀬直樹氏本人にも「猪瀬ポール」の名前が知れ渡っていますが、良くは思っていないみたいです。)

片側2車線では役不足で、新東名・新名神の重要性が認知され、順次3車線化されています。

3車線化工事が完了した新東名は浜松いなさJCT〜御殿場JCTの区間は片側3車線で運用されています。これにより制限速度が120km/hまで緩和されました。(140km/h設計ですが)

新名神は部分的に3車線化されており、2025年現在も完全3車線化に向けての工事が進められています。

この3車線化工事によって通称、猪瀬ポールが撤去されていきます。(今しか見れないと思うと貴重かも・・・)

片側2車線の新名神(上り)に設置された通称、猪瀬ポール

新東名や新名神は、今や東名・名神を超える日本最大の大動脈であり世界4位の経済大国の物流を担っていますが、片側2車線の区間があるので心許ない状態です。(諸外国の高速道路には片側5車線なども存在します。)

特に災害が多い日本ではバックアップの交通網としても重要な機能を担っています。(工事や事故の通行止め時の迂回路としても機能します。)

通行止めや渋滞による経済損失は大きく、円滑な交通を実現するには広い道路が複数必要です。

新東名・新名神の全区間開通と3車線化による快適な高速道路の走行体験ができる日を私は楽しみにしています。

この記事の執筆者

プリン🍮と生ハム🥩の渦中にいるフェアレディZ RZ34オーナー。趣味はクルマとドライブと投資とごはんなど(ご飯🍚?)常に新しいコトを探究中! 東海地方を中心に活動しています✨✨

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